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化粧品のテスターでヘルペスは感染する?

化粧品を購入する前には、試供品やテスターを利用したいと考える人も多いものです。人によってどの色が似合うかは試してみなければわからないこともありますし、容器に入っている色と実際に使用したときの色合いは異なるので、自分に合うものを選ぶためにはテストすることが一番だと言えます。けれども、化粧品コーナーに置いてあるリップや口紅のテスターを利用するとヘルペスになる可能性があるという噂を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。口唇ヘルペスが出来ている人が直接使用したものや、使い捨てチップを利用しても二度づけしたものには、ヘルペスウイルスが付着する可能性があるという噂があるのです。しかし、実際のところは口唇ヘルペスの原因となるHSV1は体外で長く生存することは出来ませんから、感染者が利用した後に利用してもうつってしまうことは、ほぼないと言えます。

過去には、これまでヘルペスを発症したことなかったが、化粧品コーナーに置いてあるリップのテスターを利用したことによってHSV1がうつったと裁判を起こした海外の女性もいました。ですが、専門家の見解としては、リップのテストによって感染するという可能性はほとんどないというものだったのです。ヘルペス患者と直接唇を合わせて唾液が行き来してしまうようなキスをすることがあれば、うつる可能性もありますが、一度体内を離れたHSV1は長い時間生き続けることが出来ません。つまり、体内を離れてテスターに付着したとしても、そのウイルスの感染力はとても弱いということが出来るでしょう。たとえ、使用した直後に受け取って塗ったとしてもその感染力は非常に弱いので、これによってうつってしまうことはほとんどあり得ないことだと言えます。

化粧品のテスターによってHSV1がうつってしまう可能性はほとんどないと言えますが、それでも絶対にないと言い切ることは出来ません。病気の原因菌やウイルスは突然変異で耐性の強いものが誕生することもあるので、これまでは平気だったとしても体内を離れても生存し続けるウイルスが誕生してもおかしくはないのです。販売員さんが直接チップに取ってくれて塗るような場合はうつる心配がありませんが、販売コーナーにそのまま置かれているものは誰がどのように使用しているかわかりません。チップなどが用意されていても、それを利用せずに直接唇に塗ったり、チップを使っていても同じもので二度づけしていたりするかもしれないのです。販売員さんによって管理されていないものは、出来れば使用しないほうが良いと言えるでしょう。

リップは自分の唇に塗ってみないと、思っていた色と違うなどのミスマッチを起こしやすい化粧品なので、出来ることならテスターを利用したいと考える女性は少なくありません。感染するリスクはほとんどないと言っても、絶対にないとは言い切れない以上、利用しないに越したことはないのです。それでもリップを試し塗りしてみたいと考えるのであれば、セルフ販売コーナーを利用するのではなく、直営店で美容部員さんにテストしたいとお願いしたり、販売員さんがリップをチップにつけて渡してくれたりするようなお店を選ぶと良いでしょう。この方法であれば、感染するかもしれないという心配を抱えることなく利用することが出来ます。

化粧品をテストしたくらいではヘルペスがうつる可能性はほぼありませんが、誰でも好きに試すことが出来る試供品は不衛生であることが少なくありません。HSV1に感染しないとしても、他の雑菌が付着してしまう可能性は大いにあるので、そういったリスクもあるということを認識しておくと良いです。万が一のことを考えると、きちんと管理されているテスター以外は利用しないほうが良いので、利用するかどうかはそこをポイントにして判断しましょう。